9月14日(土)
(こちらのネタは、数少ないXR1200のオーナーさん、もしくは多少なりともスポーツスターのメンテナンスにでもお役に立てれば幸いです。)
おはよう~気持ちの良い朝だ。
先週は仕事でモヤモヤしていたことが、一区切りついた事、今日明日2連休な事、気持ちに余裕があると朝の目覚めも良いね❗
海風も心地よくて、ケイくんとの散歩もいつもの2割増しにゆっくり出来た。お金も無いが、予定も無い日を何して過ごそうか、、、。
先週のツーリングで思っていた事。
6月の車検対応でノーマルマフラーのままで1日走って気が付きました。
『ノーマルマフラーって、乗りやすいね~。』
音も静か、アクセルワークがモーターのように滑らかで、出だしもスムーズ。
しかし、ですよ❗
これだったら、ハーレーじゃなくても良いんじゃないの❓
1200ccもあれば充分にパワー感もあるし、不満は無いはずなのだが、こう、、、もっと、、、ガツンと来る何か物足りない感じが拭え無いのですよ。
車検前の状態に満足していた訳なので、じゃあ、マフラー交換したら良いじゃん。
では、早速スタンバイ。
しかし、いざやるとなると国産のフルカウルに比べれば、ネイキッドのハーレーなんて、簡単にマフラー交換できそうに思えるでしょう。実はこれが意外と手間を食うのですよ。では、どのくらい手間なのかやって見ましょう❗。
まず始めに手をつける所がここ。丸印はカバーを止めつけているバンドのネジです。
ハーレーの多くは、純正マフラーのエキパイ部分にメッキや塗装されたカバーが被せてあります。ハーレーを知らない人や興味の無い人は、カバーがついているなんて気が付かないと思います。(私も最初そう思いましたから。)
先ほどのネジをマイナスドライバーで緩めていくと、エキパイとカバーを巻き付けているステンレスのバンドが外れます。
エキパイもステンレス製ですが、高温で焼けて綺麗とは言えない状態です。これだからメーカーはカバーしたくなるのでしょう。(憶測です。)
同じように、中間パイプやリア回りにも分割してカバーがされています。
カバーは5つに分割されてあり、全部で11箇所のネジを緩めます。壊れる事は無いですが、バンドの変形やバンドが跳ねて周囲に傷が付きやすいので慎重に外しましょう。
外したカバーは、次回の車検まで保管しますが、何度も脱着を繰り返すネジ部分には注油してから、梱包しておきます。(これは私が出来るだけ錆や磨耗を低減する目的で実践している事です。)
カバーの次は、サイレンサーの取り外しとなりますが、ここからはハーレーあるあるのインチ工具が必要となります。
普段使っている、ハーレー専用の工具箱。
これだけあれば、一通りのメンテナンスは出来ますが、某AショップやSショップに行く度に少しずつインチ工具が増える謎の現象が起きています。
もうすぐ入らなくなる予感(笑)。
エキパイを外す為の工程として、まずシートを外しましょう。
シートを外すと、シートカウルの取り付けボルトにアクセス出来ます。計5本のボルトはインチソケットで外します。
余談ですが、純正カウルのパッセンジャーシートを外すと、このようにお情け程度のスペースが設けてあります。本来は車検証を入れる為のスペースと推測されますが、指で示しているように2ヶ所の水抜穴があることを考えると、濡れて困るものは入れない方が良いのでしょう。
シート類を外したら、プチプチで梱包しておきます。
これで、サイレンサーの外しに取りかかれます。先にステーを外します。サイレンサー本体とステーの六角ボルトを1本外したら、車体側のステーのボルト2本を取り外して、ステー抜きます。
そのあとにサイレンサーを両手で持って後方にずらすと簡単に抜けます。
こちらがステーとサイレンサーが抜けた状態。
次にタンデムステップを両側取り外します。
本当は着けて置きたいのですが、社外マフラーにはこれと純正シートカウルが邪魔になります。という事は、タンデムは出来ない事になりますね~。何を優先するかで、選択肢が別れる所です。
タンデムステップ取り付け位置は、シートレールの下側にあり、万が一雨天時や水溜まりの水しぶきが一発でかかる場所です。
ハーレーは重たい鉄フレームなので、ここから水が侵入して内部が錆びないように、そのままボルトを締め戻しても良いのですが、ハーレーあるあるの振動で気が付いたらボルトが緩んで無くなってた何て事になら無いように、、、。
私はいつも、絶縁テープで目貼りします。
この絶縁テープは某Sショップでしか売っているのを見たことが無い万能テープです。表面は艶消しの黒で、粘着力は強いし一番はベタ着きが少ないのが良い❗
一般の絶縁テープって、時間が経つと粘着成分が溶け出してベッタリして、それが手についたら中々取れにくいので困ります。このテープはそれが無くて数年前にストックで大量購入にもかかわらず、今だにクオリティを保ったまま使えています。
このように貼って、封印しましょう。
取り外したタンデムステップです。
タンデムステップの保管方法は、外したボルトが抜けて紛失しないように、タイラップを巻いてストッパーを作りましょう。
保管時に、こういった事をやっておかないと、いざ慌てるのが目に見えますから(笑)。
っと、ここまで長くなってしまったので続きは後日に、、、。
マフラー交換ネタで引っ張る引っ張る(笑)。
それでは、、、。