9月28日(土)
生憎の曇り空。
昨晩は遠くで雷が鳴っていて、稲妻も走っていました。
夜中か朝方か夢うつつでしたが、雨も降っていた記憶があります。
雲行きも怪しいので、そそくさとケイくんとの散歩に行きました。
こんな日は、ショートコースが通例なのですが。
彼岸花に誘われて、漁港のロングコースに急遽変更しました。
すると、いつも漁船が係留してある辺りから視界に波しぶきが上がるのが見えました。内海だし波も高いわけでもなく、不自然に思い早足で近づくと、、、。
人が岸壁にしがみついているでは❗
その瞬間に、子供の声で
『誰か助けてー』🆘
よく見ると、しがみついているのは、子供を抱き抱えている大人でした。
すぐさま駆け寄って、ケイくんを係留用のロープにくくりつけます。
岸壁から除き混むと、小学校低学年位の男の子が、お父さんに抱き抱えられていましたので、手を伸ばして先に男の子を引き上げました。
ずぶ濡れの男の子に怪我は無いようです。
次に、お父さんを引き上げようとしましたが、明らかに私より体重がありそうだし、海水で衣服も重さを増してます。
しかも牡蠣の殻で切ったのか?両方の指が血だらけでした(ゾワ~)。
自力で上がろうとされてましたが、切った手の指に力が入らないのか、岸壁の海苔で足が滑っているのか無理そうでした。
そこで二次災害で私が引きずり混まれないように、お父さんに引っ張りあげる事の確認をしてから、両方の手首を掴み上げて引き上げにかかります。
一瞬体重差で持っていかれそうになりましたが、火事場の○○力でしょうか、一気に引き上げる事が出来ました。(*´▽`)vバンザーイ
引き上げた直後は、お父さんもまだ気が動転していて、家にいる奥さんに連絡する事ばかり気にされています。するとどうやら海に飛び込んだ弾みにスマホも海の底のようです(汗)
そこで、私のスマホで連絡を取って上げましたが、明らかに奥さんが怖いご様子、、、。
電話かける前から何度も『ママに怒られる~』と繰り返されてましたし(汗)。
空気を読んで、その場を立ち去りましたが、さっきまで元気だった男の子が、電話を境に意気消沈していたのが気になりました。
無事で何よりでしたが、初めてのハプニングに人が冷静になるって中々難しい事だと思いました。
良く考えたら、お父さんまで飛び込む必要はなかった気がしてきました。
私が手を伸ばして引き上げられる水位でしたし、釣竿や網もあったので子供を引き寄せてからでも、お父さん自身で引き上げる事は余裕で出来たはず、、、。
だけど、自分の子供が海に落ちて躊躇なく飛び込めたのは溺愛している証拠だし、男の子も安心したでしょうね(偉い)。
お父さん❗このあとの家庭事情はわかりませんが、頑張れ~。
それでは、、、。