⬆️前回は、老朽化で本来の役目をはたすどころか、ガソリンをエンジン内に大量に送り込んでいたというイカれた社外キャブレターを時間をかけてリペアしました。
経年劣化でイカれる前の社外キャブレターは、既に誰かの手でKLX250用にセッティングされていたものをヤフオクで入手し取り付けておりました。
何せこの初期型のKLX250SRというバイクは、キック始動にコツを要する悪名高きマシンでした。
このノーマルキャブレターなんて、チョークレバーが劣化しやすかったり、オーバーフローも頻繁、更にはラジエターの冷却水ラインがキャブに連結されていて、ちょっとしたメンテでも取り外しが億劫になる構造でした。
これに参って、この社外FCRキャブレターに取り替えていた次第です。
しかしながら、この社外FCRキャブレターは正解ドンピシャの個体で私のバイクには、ほぼポン付けで始動性も良くて何しろパワー感がノーマルの比では無かったのでした。
楽しく乗れるうちは良いのですが、機械ものというのは、メンテナンスをマメにしてあげないと、今回のような結果を招いてしまうのです。
と言った具合で、FCR33パイ用で検索して購入した〈キースター〉の燃調キットは、HONDA XR250用のセッティングキットを流用しました。
機種とジェット類以外は共通部品なのでこちらをセレクト。
他にkawasakiエストレヤ用がラインナップにありましたが、何となくオフロードマシン繋がりで選びました。
KLXや姉妹機のDトラッカー用で画像のようにラージボディサイズのFCR35パイ用はあるのですが、残念ながら私のスモールボディサイズ33パイとはボディサイズ自体が違う別物でした。
35パイ>33パイ
数字がデカイと期待値もデカイ(笑)。
いつかコイツを投入するのも有りかもです、、、。
しかし、しつこいようですが今回私が欲しいパーツは33パイ用のガスケットやゴムパッキンといったもの。
車両特性に合わせた番手のジェット類は必要なし、、、と思っていたのですが、XR250用のセッティングで更にパワーアップするかも知れないという、欲がちょっと出ますよね。
因みに、KLXに取り付けてあるジェットのサイズですが、、、番手は全てが小さめでした。
まずは、XR250用の濃いめのセッティングで組んでのトライです。
【XR250用セッティング番手】
メインジェット #114~133まで6種
パイロットジェット #41,42,47の3種
ジェットニードル4種 クリップ上から3段目
【既存のセッティング番手】
メインジェット #110
パイロットジェット #38
ジェットニードル クリップ上から2段目
こうやって比較してもXR250のセッティングが数値を上まっておりますね。
長々と御託を並べましたが、キャブレターの繋ぎ目に施した液体ガスケットの硬化を待ち、頃合いを見て車体に取り付けて見ました。
いよいよです❗。
緊張のキックスタートでしたが、呆気なく一発で目覚めました~バンザーイ。
久しぶりに聞くエンジン音ですが、シリンダー内に大量のガソリンが流れ込み、オイル切れで動きが渋かった事から、潤滑と焼き付き防止の目的でプラグ穴に投入していたオイルが焼けて白煙がモクモクと吹き出しております。
異常なほどの白煙とオイルの焼ける臭いで、流石に近所迷惑だろうと慌てた頃、急にエンジンストール、、、。
その後、鬼キックを繰り返すもエンジンかからず、、、です。
取り付けたキャブレターを確認しましたが、漏れなど異状なしでした。
ただ、プラグを抜いて見たらやはりオイルがまとわりついて濡れてカブッた状況でした。
プラグ頭のオイルを除去して再度装着したらエンジンは掛かるのですが、アクセルを捻るとエンジンストールの繰り返し、、、。
うーん。
この後、2度ほどキャブ脱着を繰り返してセッティングし直しましたが、いずれもアクセル捻ると失火するという不本意なもの。
やはりXR250用のセッティングじゃ合わないのかな~。
さて、どうする。
それでは、、、。