おはようございます。
秋晴れの気持ちの良い朝が続きます。
昨日はこんな事があった。
休み前の会社の帰りに同僚が旨いチーズケーキがあると言うので、ちょっとだけ見に行く。
福岡は小郡市にある〈パティスリー ミニョン〉というお店が、とある福岡・天神の催事に1週間限定で出店していた。
そこではオーナーのご主人と気さくな奥さんが切り盛りされていて、お目当てのチーズケーキを試食しながらこの美味しさのうんちくを聞くが、その横にとても目を引く別のケーキが鎮座しており会話はそちらへと移る。
当たり前だが全てが手作りで物凄く手間のかかるその工程を聞くと3000円ちょっとのお値段足るや安いものだと巧みな話術で洗脳を受けた次第。
そこからご主人のスイーツ作りの頑固なこだわりも然ることながら、それを支えて来た奥さんの話は、番組が組める程に人生ストーリーも壮絶で、意気投合で会話が弾みとても楽しめた。
そしてまんまと買って帰ったのは、お目当てのチーズケーキではなく洗脳を受けた方のミルフィーユケーキだった。
『トップのアクセントはベリーチョコレートのプールにフランボワーズジュレを入れてアクセントに金箔を、、、』確かこんな説明だったはずだがどうやら洗脳が解けて来たのか記憶が断片的だ。
記憶力の低下を認めたくなくて、洗脳へと置き換えたところで、一生懸命に覚えてきたうんちくは、上のくだりだけで脳ミソがメモリーオーバーとなった。
実はこのミルフィーユケーキ、本来は単体売りなのだとか。
4つが合わさることで映えを狙った事がわかる。
『パイ生地はキャラメレーゼ、、、』この辺りもメモリーが曖昧、、、。
ようするに翌日迄サクサク感を持続させるこだわりで焼いたそうだ。
それに合わさりシャインマスカット下のクリームは『マダガスカル島バニラビーンズを使って、、、』マダガスカル島を覚えていただけでも大したものだ、しかし記憶領域はここで尽き果てる、、、。
という精一杯の曖昧な説明をしてケーキ代を奥さまに請求しようと企むも、間髪いれずに奥さま。
『ありがとう、娘ちゃんの誕生日ケーキ、さすがお父さんだね❗』
と、実は数日後が娘ちゃんの大事な誕生日と認知はしていたが、この状況をリンクさせる指令が脳ミソから届かなかった事に衝撃を受ける。
奥さまに先手を打たれた事で誕生日に紐付けする事が出来たが、『もちろんそうだよー、少し早いけどおめでとう。』と平然と言えた自分は役者に向いているかも。
大根役者の請求企みは見事失敗に終わり数日分の昼食代をどう工面するかを気にしながら食べたミルフィーユだったが、家族が口を揃えて『美味しい❗』とハモった我が家は今日も平和だった。
それでは、、、。