それは、いつもの夜の散歩中の出来事でした。
雨の影響か、少し生あたたかい風が吹いていた。
散歩も終盤、それは自宅付近に差し掛かった時だった。
突然、左手のスマートウォッチが振動、、、
ポケットからスマホを取り出して見る。
あるバイク仲間から、一件のLINE通知が届いていた。
そこには、、、
『居ます❗』
と、だけ打たれた文字。
『居ます❗』って、、、どういう事?
ふと周りの暗闇を見回したが、人影らしきものは見えないが、誰か居るとでも言うのか❗
すると携帯に着信が入った。ビクッ❗(驚)
こんな夜中に何か起こったのかと、恐る恐る電話をとる。
電話の声は大きく、ひどくろれつが回っていない様子で聞き取り辛い。
『どうした❗何かあった❓️』
と、問いただすが
『わからん❗道がわからん、ぐるぐると回っている、、、。』
と、電話の主は動揺した様子だ。
これは只事では無いと思っていると、一台のクルマが近づいて来て、私達の横でゆっくりと停まった。
恐る恐る車内を覗くと、運転席の女性らしき人影の肩越しに、、、なんと❗一本の白い足が飛び出しているでは無いか❗
更に、助手席の男がドアを開けて、こちらを睨み付けながら、なにやらブツブツと口にしながら降りてきた。
ガチャ、、、バタン。
『イヤー迷った~迷った~、久々に~来て~家がわからんかった~、ぐる~ぐる~回ったよー❗』
と、呑んで酔っ払ったバイク仲間が、彼の奥さんの運転で突然とやって来ました(笑)。
奥さんも苦笑いでしたが、知り合いの家から竹の子堀りの帰りだったようです。
帰り道が、うちの近くだったので、掘りすぎた竹の子をお裾分けついでにと、寄ったそうです(笑)。
ミステリー小説風に書きましたが実話です(笑)。
最初の『居ます❗』は酔っぱらっているので『居ます❓️』のLINE打ち間違え(笑)。
『わからん❗道がわからん、ぐるぐると回っている、、、。』は、やはり酔っぱらいなので冷静なナビゲーションが出来なかった。
運転席側の白い足は、後部席で疲れて寝ていた彼の息子の足(笑)。
こんなくだらない話でひっぱりましたが
立派な竹の子をありがとう❗。
遠巻きの会話もそこそこに帰って行きました。
さあ、突然の出来事でしたが、竹の子を美味しく食べるには、鮮度が命。
掘りたては直ぐに調理、時間との戦いです。
深夜にもかかわらずお米を研いで、その研ぎ汁と鷹の爪で1時間かけて灰汁抜きをしましたよ(笑)。
明けて早朝散歩のあとは、冷蔵庫から冷やご飯を取り出して、竹の子チャーハン作りました。
最初に、卵を溶いて冷やご飯と絡ませて置きます。
冷凍していた挽き肉を塩コショウで炒める。
深夜の下茹で竹の子を短冊状にカットして投入。
鶏ガラスープ(袋はコンソメだが)とオイスターソースで味付けしたら
先程の卵ご飯を入れて、弱火でゆっくりパラパラになるまで炒める。
パラパラ~。
そんでもって、キムチをトッピングしていただきました。
竹の子のシャキシャキ感と卵ご飯の甘味が絶妙に旨い。
結果、ありがたく旬のものが美味しく食べれましたが、今度は夜中に突然来ないでね(笑)。
それでは、、、。