おはよう、おはよう、おはよう~。
ケイくん『先輩、おはようございます。』
先輩ネコ『おう久しぶりだな、元気してたか?』
と、この辺りの挨拶までは感じ取れたが、、、。
ケイくん『ワオン、ワワワン、ワン。』
先輩ネコ『ニャオーン、ニャニャニャン。』
ここからのやり取りは解読不可能、、、といった感じの朝だった。
さてさてここ最近、休みの度に繰り返されるこの光景。
先日は素人の読みの甘さから材料不足を招き、強制中断となった屋根葺替えは材料調達でホムセンに走り準備万端、作業は今日を持ってエンディングとなるだろう。
残るはたったこれだけ、惜しむように丁寧に仕上げていった。
いよいよ最後の列まで到達、これまで老体に鞭を打ちながらやって来たが、辛いよりも楽しさが勝った屋根上のアクティビティ。
屋根頂上に出来る突き合わせの隙間は、棟包板金を被せることで雨水は完全シャットダウンとなる。
終わった~と安心するのも束の間、忘れていることまだあった。
コーナー部分にわざと空けてある空間は、ガス給湯器の熱抜きだ。
ここにも水切りが必要だった。
使う水切り板金はケラバ用を切断して使用した。
正確に計って切って曲げた板金はシンデレラフィットで気持ちいい。
それからもうひとつ、屋根先端の雨受けの排水をどうやって流すかを考えに考えぬいた結果、塩ビパイプ流用のローコスト雨樋として取り付ける事にした。
想像したものが、うまく形になった時は脳が喜び笑顔となる。
これにて本当に完成となった屋根の葺替え。
満足度は半端なく、先日までの体力の無さを体力ゲージで表していたが身体が適応したのだろうか、今日は全く疲れ無しでゲージ100%を温存していたかのようだった。
時間も心も余裕があったので、『休日は主夫❗』が発動し、鶏南蛮と得意のホクホクカボチャ煮を作ってあげたら家族も笑顔。
そして屋根葺きが完了したその夜に、久々のまとまった雨が降った。
ケイくん『こんなに雨が降ってボクはトホホなのに、父ちゃんは嬉しそうだね。』
父ちゃん『そう見えるかい?屋根が仕上がった途端に雨なんて、今日は何やっても楽しかったからね~、良かったらもう少し歩こうか。』
ケイくん『もう良いから帰ろう。』
それでは、、、。