mainte_man’s diary

『行き当たりばったりな生き方』を楽しむ。

5年後の誓い、、、。


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おはようございます。

今朝は大荒れの海岸で冷たい海風が吹き抜け、頭がキンキンするのだが、、、そろそろ帰りませんか❓️

 

 

 

先日のことだが毎年恒例の健康診断を受けた。

今回は満55歳の節目検診にあたる人間ドックだ。(まだ54歳だが、ここは強調。)

 

 

 


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今回は福岡の天神ビックバン構想で昨年竣工されたばかりの『大名ガーデンシティ』ビルに移転した最新鋭の医療機関での受診となる。

健康診断の予約は昨年末にネットから予約を済ませた。

受診期間は年明けの1月から3月の間で自由に選べるが、嫌な物は早く済ませたい性格ゆえ年始の仕事が落ち着くであろう早めの日時を押さえて挑む。

 

嫌な物とは毎年メニューの採血なのだが、今回は節目検診の胃カメラもあるのだ。

 

採血が嫌な理由は、30代に一度気を失った恥ずかしいトラウマがあるからだ。

 

今も昔も年末年始の仕事の忙しさは相変わらずだが、あの若き頃は早朝から深夜まで連日働き詰めで、いわゆるブラック企業と言われてもおかしくない時代だった。

その不健康で弱りきった状態で健康診断を受けた影響だろう、採血時に血管が浮き出ず血管が逃げるからと何度も針を抜き刺しされるものだから一気に気持ちが萎え、挙げ句にようやく刺さったものの血圧が低くチョロチョロしか貯まらない血液の様子をじっと見ていたら気分が悪くなった。

次の診察室に入ったところで目の前がブラックアウトし遠くで人の慌て声が聞こえたが、次に目を覚ましたらベッドの上だった。

テレビであるような『私はどうしてここに?何があったの?』的なやり取りが未だに思い出される。

 

そんな遠い昔の苦い思い出を引きずって到着したビル、長いエスカレーターを昇った先で複数の若い受付嬢に出迎えられると自然と苦い思い出など忘れていた。

 

キラキラ口調の受付嬢に手渡されたのはセキュリティカード。

エレベーター前のセキュリティゲートにかざすとアルファベットが表示される。

そのアルファベットが記されたエレベーターは勝手に到着し、おそるおそる乗ると自動で目的階にだけ運ばれるシステムだ。

 

着いた先にはホテルのロビーかと見間違うほどの近代的で開放的な間取りの医療機関に圧倒され、これまたホテル張りの制服を着用したキラキラした受付嬢が出迎える。

 

『人材にもお金かかってるなー』と思いながら書類のQRコードで読ませるだけの受付を済ませると手渡されたのは裏にリンゴマークがついたタブレット端末だった。

どうやらこのタブレットの指示に従いセルフで検査を受けて行くようだ。

 

着替えを済ませたら、画面にあるスタートボタンをタッチしてメニュー開始となる。

タブレットにはフロアの見取り図と現在位置が表示され最初の検査項目を指示に従い進んで行くところはまるでRPGゲームのようだ。

指示された場所に着くと、待ち人数が表示され、順番が来ると呼び出し音で案内されるのはまるでゲームプレーヤーにでもなった気分だ。

ひとつづつ検査が終わる度にステージがセーブされゲームをクリアしていく感覚で実に楽しい、、、。

 

いよいよ〈採血の間〉に到着、いわゆる中ボスと戦うことになったが、針穴という極小のHPダメージを受けたものの、あの頃とは違うスキルアップで見事クリア。

 

さて、最後にたどり着いた〈蛇の間〉こそがラスボスとの最終決戦となる。

意(胃)を決して挑むが、目の前に浮かぶチュートリアルの表示に〈鼻〉か〈口〉をセレクトしなくてはならなかった。

〈鼻〉は5年前に受けたのを思いだし、今回は〈口〉で挑んでみたが、『チャレンジャーですね❗』と放たれた蛇使いラスボスの呪文で金縛り攻撃と精神ダメージを同時に受けHPが一気に減る。

解く事の出来ない金縛り状態のまま、口から蛇を挿し込むボスの攻撃は容赦なく、時折嗚咽を伴う苦しさに大打撃を受け戦いに破れたかに思えたが、起死回生の奇跡が起こる。

蛇の目に映し出された体内は、ピロリ菌どころか潰瘍すら見当たらない綺麗な聖地だったのだ。

これにはラスボスも降参しTHE ENDとなった。

めでたしめでたし。

 

とか、せめてブログでは楽しく書かせてもらったが、次の5年後のチュートリアルは絶体に〈鼻〉の一択を選ぼうと誓うのだった。

 

それでは、、、。