おはようございます。
今朝も雨の散歩となる。
11歳をむかえたケイくんも歳のせいもあるが雨嫌い故に足取りが重い。
週末に息子くんが帰省してきた。
隣県で陸自の宿舎住まいの彼は、定期的に断捨離と称してゴミを持ち帰る。
彼が言うゴミの中にはお宝も含まれる。
こちらの〈G-SHOCK〉はソーラーで金属ベルト仕様のタフギアだ。
電池交換が不要でウレタンベルトと違い、切れにくいコイツは彼にとっては2代目である。
彼の就職祝いに買ってあげた初代〈G-SHOCK〉は、いつの間にか奥さまの腕に納まり、お下がりとして活躍中だ。
私と趣味嗜好が似ているギア好きの彼は、すでにブランドには拘らず数本を所有しているようだ。
ゴミの中から拾い上げた二代目は、過酷な訓練生時代に鍛えられた証と言わんばかりに、カバーの中から蓄積された泥が現れた。
ベルトの付け根はバネ棒が曲がる程の衝撃が加わったのだろう、正に使い倒された感がひしと伝わる。
彼曰く、『次は〈アップルウォッチ〉かなぁ』と笑って言えるのは、その過酷な訓練から抜け出し、次のステップに移った事を意味しているようだ。
趣味嗜好が似ていると書いたが、彼が私と違うのは次々に新しい物を試すところだろう。
物を大事にしたい思考の私は、彼が言うところのゴミを再生する事が多い。
洗浄液に浸して暫くすると滲み出る汚れが、やる気とやり甲斐をもたらすのだ。
綺麗に洗浄を終えたら、変形したバネ棒を整形し直す。
組上がった二代目は艶を取り戻し、私のコレクションとなった。
早速、左腕に通して気づくベルトの緩さ。
私より一回り細かったはずの彼の腕は鍛えられ、ふた回り太くなっていることがわかる。
私の腕回りに合わせ調整を試みたら、脆くも切れた。
よく観察するとバネ棒の先端が綺麗に折れていたが、強い力を加える事なくこうなったのは、遅かれ早かれ時間の問題だったのだろう。
バネ棒が折れた事で〈G-SHOCK〉なだけに、〈おやジーショック〉と痛心ギャグが頭に浮かぶが、そんな事はさておきリペアキットをポチる事にした。
それでは、、、。