⬆️前回は、フレームにカッティング文字を貼り付けた後に、クリア塗装まで終わりましたね。
クリア塗料の完全硬化まで1週間は置きたいので、その間に足回りを見ます。
今回のシリーズ、クロスバイクのレストアを始めるにあたり、記憶を失う程のかなり昔にパーツをバラバラにして保管していた事もあって、このシリーズの最初に戻って見返すと、まだホイールが見つかっていませんでしたね⬇️
それでもって、保管してあった何本かの身元不明ホイールの中から見つけ出した前後ホイールがこれです。
リムテープやチューブは完全に切れておりゴミ箱行きです。
ブレーキやシフトに貼られてあった、400CXのコンポーネントを示すシールがこちらのホイールにも貼ってあったので間違いないでしょう。
しかしながら、見ての通りでフリーボディは酷い錆びだし、その下のハブは、アルミの白い粉が吹きまくり酷い劣化状態、、、
スポークも錆び錆びで、ホイールもなかなかの肌荒れ具合に、しばし手が止まった。
とはいえ、やるだけやって見ようとバラし始めて間も無く。
このような事態に。
ネジ山が錆びすぎて、ナットが途中で回らなくなったので、万力に挟んで潤滑油を吹きながら緩め始めていたら、うんともすんとも動かなくなりました。
それでも反対側のナットは外れたので、シャフトだけ抜いて、もう片側の回らないナットの攻略となりました。
シャフトにキズが付くのを覚悟でロッキングプライヤーをガッチリ噛ませて、メガネレンチを使って右左に少しずつ回しながら動かしていたらようやく回りだして、良いことに錆びたネジ山も再生してくれました。
次に、スポークの分解に移ろうとホイール内側から腐食気味のニップルをマイナスドライバーを使って回したら、、、
はい、見事に舐めてしまいました~。
ここでスポークの再利用は諦めて、新品のスポークセットを買って張り替えるべきかと諦めかけていたところ、、、
工具箱から奇跡的にニップル回しを発見❗。
以前、何かの時にと買っていたようですが、それですら記憶に無かった(笑)。
このように、いくつか切ってある溝の中から、ニップルが綺麗にハマる溝に合わせて
くるくる回せば、見事にニップルが緩んでくれます。
36本もあるスポークなので、マイナスドライバーで回した方が、作業効率は上がりますが、焦らず慎重に頑張った結果、
全て無事に取り外す事が出来ました。
折角ここまで分解出来たのですから、これを頑張って磨いて再利用したいと思います。
そして、朗報だったのは錆びたスポークの素材がステンレスだった事です。
ステンレスの錆は簡単に落とせるので磨いて再利用して、腐食で朽ちたブラス(真鍮)製のニップルだけ新品交換しようと思います。
後輪だけで苦戦しておりますが、もう一回前輪も同じ工程が待っているわけね、、、(汗)。
いや~楽しい。
それでは、、、。