mainte_man’s diary

『行き当たりばったりな生き方』を楽しむ。

重宝している包丁の話。

 

オヤジ料理ネタでちらほら登場している我が家の菜切り包丁

 


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かなりの年季が、、、

 

刻印からネットでググって見てもヒットしませんでしたが、出身が長崎の親から貰ったこの包丁は、長崎の〈松原刃物〉のもの?かも知れない。

 


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そろそろ見て見ぬふりも出来なくなってまいりました。

買い換え時期なのでしょうが、親から貰った形見なので(両親ともに健在ですが(笑))、修理したいと思います。

菜切り包丁とはいえ、良く切れるので何にでも使っているというお気に入りの逸品ですし。

 

 


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水牛の角では❓と思っていたが残念ながらプラスチック製の口輪もせり上がり、柄も亀裂が、、、

 

『腐ってやがる❗』

 


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新品の柄を準備しました。

 


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クサビと金槌を使って割っていきます。

 


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この通り、上手く粉々になりましたが

 


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包丁の中子(なかご)はこのように、、、

 

 

『腐ってやがる❗』

 

 


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ベルトサンダーで表面を整えながら錆び落とし。

 


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細かい部分の錆びはヤスリを使って手作業で錆び落とし。

 

 


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砥石で仕上げてピカピカにしたかったのですが、長年使って育てた黒錆びは極力残して置きたいので、とりあえずこの程度で終わらせます。

 



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柄に中子(なかご)を取り付けるには、バーナーで炙った後に、素早く柄に差し込み、、、

 


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木槌で柄を叩くと、柄の内部を焼きながら入っていきます。

 


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中子(なかご)と柄の隙間からは、水分が入り込んで錆びの原因になります。

このように、マスキングテープで土手を作って、、、

 


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ロウソクのロウを削り入れて、バーナーで軽く炙ると溶けて隙間に充填されます。

残ったロウは冷えたあとに簡単に除去できます。

 


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延命した『重宝している包丁』

気のせいか、何だか青光りして、妖刀かのごとき生命が宿ったような。

 

世のオヤジ諸君もそれぞれに、自慢の妖刀で料理に励みましょう。

 

それでは、、、。

 

和包丁用 柄 菜切用 6350

和包丁用 柄 菜切用 6350

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